春の嵐のあとで・・・

昨日は凄い嵐でしたね。草星舎では植木鉢など倒れやすいものは、先に横にして置きましたので被害は免れましたが、春のお天気は変わりやすいですね。池ではメダカが泳ぎ、カタクリは見ごろを迎え、芝生ではクラフトをしたりシートを広げてお弁当を食べたりと、とても賑やかな一日でした。

メダカ オオカンザクラ咲く! 草星舎の庭で クラフト

作品 クラフト  親子で楽しくつくりました。

ハナノキ(カエデ科)開花中!!

秋には、見事な紅葉を楽しませてくれましたハナノキですが、春はそれはそれは、鮮やかな紅色の花の下を散策できます。そして、風にふるえるアイスランドポピーの咲き揃うのもまじかでしょう。

ハナノキ(カエデ科) ハナノキ(カエデ科) アイスランドポピー(ケシ科) アイスランドポピー(ケシ科)

春に誘われて・・・

午後は、春の嵐となってしまいましたが、午前中は暖かく穏やかな園内は、小さなお客さまでいっぱいになりました。溢れるほどの春色の中で、何か気になるものを見つけられたでしょうか。

オオカンザクラ(バラ科) サンシュユ(ミズキ科) ウメ(バラ科)

おててつないで・・・ 気になるものがあったかな?

三大聖樹のムユウジュ開花中です!!

ムユウジュはインドのマライ半島原産で仏教の聖木、漢名は無憂樹。仏教の三大聖木には、ムユウジュ(マメ科)、インドボダイジュ(クワ科)、サラノキ(フタバガキ科)があります。マーヤー(摩耶)夫人がこの花を愛で一枝おろうとしたときに、右脇腹より釈迦が出生したと伝えられています。そのためインドでは、聖木として寺院に植え、花を仏教の儀式に用います。薄桃色の若い葉も特徴的な展開をします。

ムユウジュ(マメ科) ムユウジュ(マメ科)

「香辛料(カレー)の秘密」〜スパイス&ハーブの芸術品を学ぼう〜が開催されました!

3/17(土)、講師にエスビー食品株式会社スパイス&ハーブマスターの伊藤一樹先生をお迎えしまして、「香辛料(カレー)の秘密」が開催されました。その昔は、スパイス戦争にまで発展した貴重な香辛料が、今ではご家庭で手軽に楽しめるようになりました。フレッシュでは、強烈な臭気のコリアンダーも種子は甘く、爽やかな芳香があり、クッキーなどにも使われ、カレー粉には欠かせないスパイスの一つです。最後に、12種類の香辛料のホールやパウダーのスパイシーな香りの中で、オリジナルカレー粉を皆様にブレンドして頂きました。 講師の伊藤先生、 参加して頂きました皆様ありがとうございました。また 温室の中には、カルダモン、コショウ、オールスパイス、チョウジ、セイロンニッケイ等ありますので、どの部位がスパイスとして使用されているのか、興味が湧かれるかと思います。

 

講師伊藤先生 スパイス カレー粉ブレンド中!  スパイスについて質問中

カルダモン(ショウガ科) コショウ(コショウ科) チョウジ(フトモモ科)  オールスパイス(フトモモ科)

NEW POSTER

東京都薬用植物園のポスターが新しくなりました。「植物園は、学びの庭。」というコンセプトで、いろいろな植物を載せてあります。これから段々と芽が膨らんで、花開く季節になってきます。ぜひ、可愛くステキな植物たちに会いに来て下さい。

ポスター

林の中では・・・・・

紅梅  ウメ

園内のウメは今が見ごろです。

ミミガタテンナンショウ(サトイモ科) カタクリ(ユリ科) シュンラン(ラン科) セリバオウレン(キンポウゲ科)

林では、芽が出たばかりのミミガタテンナンショウに、ちょっとビックリ!!

春色通信!

三月に入り、一気に春めいてきましたね。今まで休館中でした温室も3/11から開館になり、園内のあちらこちらも、パステルカラーに染まり始めています。草星舎でも、風が吹く度、可愛く揺れるケマンソウ(別名タイツリソウ)など、続々と山野草やハーブを入荷中です。

ケマンソウ(ケシ科) ヤマシャクヤク(ボタン科) ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科) イワカガミダマシ(サクラソウ科)

イエイオン(ユリ科) スミレ(スミレ科) ミスミソウ(キンポウゲ科) ショウジョウバカマ(ユリ科)

「冬芽と葉痕の園内観察会」が開催されました!

紅白のウメもチラホラ咲きだしました3/3(土)、講師に昭和大学薬学部の磯田進先生をお迎えしまして、「冬芽と葉痕の園内観察会」が開催されました。先生がお持ち下さいましたオニグルミの枝は、動物の愉快な顔(羊似?お猿似?) に見えて、皆さましばし和んでいらしゃいました。スライドで観察のポイントを説明して頂き、うらうらと暖かな園内での観察となりました。冬芽は、一年枝で観察、葉は対生か互生か、鱗芽、裸芽、隠芽、副芽などの相違点を詳しく、木の枝を手に取り熱心に説明して頂きました。 それから、忘れてはいけないのがルーペ(虫めがね)です。ルーペ一つで、花の少ない季節でも楽しむ方法が有り、植物と対話し仲良くなれそうな気がしました。講師の磯田先生、参加して頂きました皆さま有難うございました。

オニグルミ(クルミ科) 冬芽の観察ポイント ネジキ(ツツジ科)の観察 園内観察中

薬用植物と食の市民フォーラム【連続講座】第2回 早春の植物に親しむ

植物にとりましては恵みの雨になりました2/25(土)、東京理科大学薬学部の和田浩志先生を講師にお迎えして、「薬用植物と食の市民フォーラム」の第2回(早春の植物に親しむ)が開催されました。スプリング・エフェメラルとは?「春に一時的に出現し、はかなくも短期のうちにその姿を消してしまう生物(カゲロウ、ギフチョウ含む)」の事で、春植物(早春季植物)とも云われます。その春植物の生態的、形態的特徴を詳しく解説して頂きました。 地上での生活は1年のうちに2ケ月程度と短命で、初夏には茎や葉が地上部から姿を消し、花は大きくて美しい。イメージ的には、弱弱しく儚げな風情の植物のようですが、 なかなかしっかりと地中での生活を繰り広げ、翌年の開花準備をしているようです。春植物には、フクジュソウ、セツブンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲ(キンポウゲ科)やヤマエンゴサク、ヤマブキソウ(ケシ科)、カタクリ、ヒロハノアマナ、コバイモ(ユリ科)などあります。また、 芽だしの時季が山菜と重なる有毒植物もあり、モミジガサ(キク科)は、トリカブト類(キンポウゲ科)と、フキ(キク科)は、ハシリドコロ(ナス科)と、セリ(セリ科)は、ドクゼリ(セリ科)などと、毒性の強いものが多くあり、特に注意が必要ですね。芽が出て葉を展開し、開花、結実までの成長過程をじっくりと観察する事が、「植物に親しむ」事のようです。 これから園内では、次々と春植物が開花しますので、どんな環境が一番のお気に入りなのか、その植物の株まわりにも目を向けて下さればと思います。講師の和田先生、参加して頂きました皆さま有難うございました。

和田先生講義 フキ(キク科)の講義 カタクリ(ユリ科)の講義 セツブンソウ(キンポウゲ科)の講義

園内開花中です!!

セツブンソウ(キンポウゲ科) フクジュソウ(キンポウゲ科)

 

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