春とは名ばかりの冷たい風の吹く2/18(土)、講師に森林インストラクター(東京都薬用植物園元職員)の吉澤政夫先生をお迎えしまして、「玉川上水をあるく」の講座が開催されました。 植物園脇の野火止用水の冬芽の観察や、野鳥の囀りを聞きながらの道すがら、カツラの大木の多さには驚かされました。沢筋などに多く見られるカツラと、今となりましては暗渠となってしまった用水が、根の下を流れている事と関係があるのかも知れないとの説明でした。上水小橋を渡って玉川上水に出た所で、何とコゲラのリズミカルに幹を叩く、微笑ましい光景に出くわしました。日溜りでは、ナズナ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウや、コバルトブルーの小鉢のようなオオイヌノフグリが、早春の道案内をしてくれました。玉川上水の豊かな清流は、多くの植物を育んでいます。早春の息吹きが感じられた2時間余りの歩行でした。講師の吉澤先生、参加して頂きました皆さま有難うございました。