草星舎ブログ

春一番が吹き

春の淡雪降り

シュンラン咲く

私、春の香りとほろ苦さでは、自他ともに認めるアキタブキ（キク科）のフキノトウです。顔を出す所を間違えたみたいで、園路にはみ出してしまいました。踏まれないかとヒヤヒヤの毎日ですが、ぷっくりとかわいいい姿を見て、やさしい皆様は避けて下さいます。植物園にお越しの際には、ナンジャモンジャ（モクセイ科）の木の下の私たちも見ていただければ幸せです。

さぁ〜！そろそろ妖精たちの出番です。セツブンソウ、フクジュソウ、セリバオウレン、コセリバオウレン（キンポウゲ科）、ジロボウエンゴサク（ケシ科）などなど、儚げに風にふるえている妖精たち。そして、カタクリ（ユリ科）が咲き、アズマイチゲ（キンポウゲ科）、キケマン（ケシ科）が咲き揃うと、春のファンファーレは高らかに鳴り響きます♪ようこそ！スプリング・エフェメラル、春の妖精たちのフェスティバルへ！！

吹く風もどこか春めいてきました薬用植物園ですが、ふれあいガーデン草星舎からも、飛びっきりの春をお届けします。濃い桃色と白の花芽もぎっしりと付いたモモ（バラ科）の鉢を入荷しました。また、とても香りの良いスイートアリッサム（アブラナ科）や、糸車がいまにも回り出しそうなセイヨウオダマキ（キンポウゲ科）などなど、数多く取り揃えております。皆様のお越しをお待ちしております。

春です。小さな鉢に種播きしてみませんか。種子から育てるハーブや野菜は、発芽するまではドキドキですが、芽が出たら半分は成功ですね。
草星舎ではハーブと野菜の種の取り扱いを始めました。ふつうのお花屋さんで見かけない品種もありますよ。

★シナモン　バジル（シソ科）
　　シナモンに似た甘い香りがあり乾燥させてポプリに。

★アルギュラ　ロケット（アブラナ科）
　　別名ルッコラとも呼ばれゴマのような風味とピリッとした辛味があります。

★ボリジ（ムラサキ科）
　　青い星形の花は草星舎のシンボル。ポプリの彩りなどに。

★コリアンダー（セリ科）
　　中華料理や、エスニック料理には欠かせません。パクチー、香菜（シャンツァイ）とも呼ばれています。

★オクラ　ヒルカントリーレッド（アオイ科）
　　緑色に赤い模様が入った綺麗なオクラです。ふつうのオクラともちょっと流行り？の赤オクラとも違う実の成りも良い品種です。

まだ他にも、黄色いズッキーニやかわいいポップコーン用のトウモロコシなど、いろいろ種類豊富に取り揃えております。是非この機会に、キッチンガーデンに挑戦してみては如何でしょうか。

先日2月4日に収録されました、JCNマイテレビ「道草の達人　〜武蔵野・多摩めぐり〜」
マイテレビエリア（立川・国立・昭島・武蔵村山・東大和）で、ただいまオンエアされています。
題して「東大和市駅周辺散策」

この先の放送予定は
2/15（火）　06:15　　23:30
2/16（水）　06:30　　18:15　　21:30
2/17（木）　06:00　　11:45　　23:30
2/18（金）　06:30　　12:45　　20:00
15分番組です。それぞれ、同じ内容が放送されています。
▼番組ホームページはこちら

http://www.mytv.co.jp/tv/comichan/1214880_16448.html

ご視聴できる方は、どうぞご覧になってください。
また、取材の予定が入りましたら、このブログでもお知らせしていきます。乞御期待！

山地の林下に生え、冬も枯れずに緑の葉をつけていることから、「寒葵」と呼ばれる常緑多年草のカンアオイ（ウマノスズクサ科）を入荷しました。冬から春にかけて、地際につく緑褐色の珍らしい花のように見えるのは花弁ではなく3枚の萼片です。カンアオイ類は「春の女神」ギフチョウの幼虫の食草にもなります。このところの雪で春は足踏みをしているようですが、草星舎では、スミレをはじめ春の花々で皆様のお越しをお待ちしております。

予報通り、雪が降りはじめましたね。
草星舎にとっては、初めての本格的な雪です。

草星舎も雪化粧です。

 
ウメや、クリスマスローズは、雪に負けずに咲いています。

　
園内の林の底も白くなっています。
園内はすっかり雪景色に。草星舎のまわりも積もっています。
2月11日（金）と12日（土）の2日間、草星舎は臨時休館とさせていただきます。

2日間、お休みしてごめんなさい。（by雪だるま）
天気が回復しましたら、またのご来館をお待ち申し上げております。

雪はまだまだ深くなるのでしょうか。
みなさまもお気をつけて、暖かくしてお過ごしください。

日当たりのよい、草地や林の縁など、どこにでもはえているスミレ。ナンザンスミレや、ほのかによい香りのするノジスミレなどなど、日本はスミレの宝庫です。草星舎では、種類も豊富に取り揃えておりますので、なにやら　ゆかし　すみれ草のやさしく、可憐な風情を是非楽しまれては如何でしょうか。
ところで、アリは、スミレの種子が大好きです。この種子には、エライオソームと呼ばれる付属物があり、特にこの部分が大好きで巣に運んで食料としています。アリにとっても、スミレにとってもお互い好ましい相手で あることは、間違い無いようです。

2月6日（日）は、昭和大学　磯田 進先生をお迎えして「身近な冬の旅〜冬芽と葉痕の園内観察会〜」が行われました。最初の1時間は、研修室にて冬芽の観察ポイントの説明をして頂き、残りの1時間は実際に園内にて冬芽や葉痕などを観察しました。
ポイントとしては、鱗片葉で覆われている鱗芽（りんが）、葉が直接露出している裸芽（らが）、表面に出ていなくて隠れている陰芽（いんが）、毛の有無、複数あるもの（縦に並んでいたり横に並んでいたり）やヤニがあるものなどで、植物によってさまざまです。みなさん、ルーペを使ってじっくり観察されていました。また、サルに見えたり、ヒツジやラクダ、赤ちゃんなどかわいい模様の葉痕は、発見する楽しみのひとつではないでしょうか。
園内では、いろいろな冬芽を観察することこができますので、ルーペ（安いもので十分です）を持って遊びにいらして下さい。
２回にわたる講演をして頂きました磯田先生、そして、参加して頂いたみなさまありがとうございました。