3/29((土))講師に吉澤政男さんをお迎えしまして「早春の植物たち」の講座が開催されました。
まず研修室で「春の七草」「スプリング・エフェメラル」「早春に咲く草の花・木の花」を映像で解説をして頂きその後は園内観察に移りました。
ここ薬用植物園には驚く程多くの植物が植栽されています。特にこの時期は、カタクリ、ヒロハノアマナ(ユリ科)、ニリンソウ(キンポウゲ科)、ジロボウエンゴサク(ケシ科)など次々に開花していきます。その早春植物の生態的特徴は、地上での生活は1年のうち2ヶ月程度で、カタクリなどは発芽してから開花まで7〜8年以上もかかります。また、落葉広葉樹林下の条件に林地は適していて、 初夏には茎や葉が溶けるように消失して短い地上での生活を終えます。春植物は儚いイメージがありますが、多年草で地下部に栄養分を蓄えて次の年に備えるたくましい一面もあります。
講師の吉澤さん参加して頂きました 皆様ありがとうございました。