ベニの岸辺で 台風一過で朝からあっけらかんと晴れた午後、懐かしい笛の音が聞こえてきました。昼食が終わった団体の一人が、食後のコンサートよろしく縦笛のケーナで吹き始めました。「コンドルは飛んでゆく」と「ベニの岸辺で」というアマゾン河支流のベニ川の曲でした。少し哀愁のあるメロディは、枯れ葉の上をゆっくりぬうように流れていきました。