焦げるような暑さの中、池の鯉を横目に見て温室に入ると、トウワタ・アクスピレア(ガガイモ科)の今にも飛んでいきそうな絹糸がついたような種子に出会う。トンキンカズラ(ガガイモ科)は、薄黄緑の花が馥郁とした香りとハート形の葉の上で微風に揺れています。またの名をイエライシャン(夜来香)ともいいます。サッコウフジ、またはムラサキナツフジ(マメ科)の濃い紫の花陰での休憩は汗もひいてしまうこと受けあいです。紫といえばデュランタ・レペンス(クマツズラ科)もカノコしぼりでチョット日本的。果房の様子から、英名をゴールデン・デュードロップ(金の露)ともいいます。