白雲たなびく・・・・・ 北海道から九州、朝鮮半島、中国にかけて分布しているハクウンボク(エゴノキ科)は、白雲木(別名オオバヂシャ)ともいいます。初夏に咲く白色の鈴なりに咲いている花を、空にたなびく白雲に例えてこの名前がつきました。円形の葉で総状花序に白い花が咲き、葉柄の中には来年の冬芽が納まっていて、これを葉柄内芽といいます。また、エゴノキと大変良く似た花です。園内の香料区から風が吹くたびに揺れ動く白雲木は絵画のようです。